やっぱり旅する7月
2022/08/02
いかがお過ごしですか?
猛暑の地域には申し訳ないくらい朝晩涼しくて私にとっては過ごしやすい青森の夏。
桜の木の緑が濃くなっていて良い日陰だぁ~
ザワザワを聞きながらしおりを挟んだ本を持って行きたいな~。
でも、毎日色んなことの優先順位が変わるのでこの時間は上位には入らないだろう。
…という感じでcafe 準備ものんびりと進行中。
ワクワクする気持ちは沢山蓄えられていると感じる。
今回の旅の目標は、青森県立美術館での皆川明氏「つづく」展。
子ども時代から洋服というより布が好きな私。
子ども時代の服、バック、手袋、下着を縫ってくれた母やカンナちゃん(リカちゃんのいとこ?)の服や着物を縫ってくれた祖母の影響が大きいのだろう。
私の裁縫箱には子ども時代からの布が潜んでいる。
そんな私が約20年前にミナペルホネンのデザインに出会った。
一枚一枚に必ずストーリーがある生地を直ぐに触りたくなった。
その時、目に見えない部分の貴重さを教えてくれた。
皆川さんの頭、心、手、鉛筆、紙からスタートして沢山の日本の人々の手によって形に。
完成品の過程はどれも似たようなものかもしれないが、優しさ(感謝)、謙虚さ、自由、ありまま、懐かしさ…それらが「つづく」…何度か皆川さんとはおしゃべりをしただけだがご本からもそれをたっぷり感じる。
今回、公開制作を見学(7/14)。コーヒー持参でバス利用(青森駅から名古屋在住の女性とおしゃべりしながら)。
運良くオープニングセレモニー・内覧会(7/15)に出席(カメラマン健ちゃんからのお声がけ)。
対談見学(7/16)は、落選したがYouTubeがあるかも。
この日は、優しい友人が送迎してくださった。(遅いランチは雲谷のあじさいへ)
なんと美術館ヘ3日連続。
約3年前、東京都現代美術館「つづく」展で思い付いたことは、この中にある生地の服を着て同化したい!だった。
たまたま、いつか服にしたいと購入していた店内のタペストリー用の布(Callで購入)。よし、これで服を作って同化してみよう~と。
生地をなるべく無駄にしないように幅140㎝×長さ150㎝を直線裁ち…脇の下に無地のリネン生地を△に足した。残った生地はハンカチの半分。
思い立ったら手が止まらない病(欲)…手縫いでチクチクチクチク…毎日やってくるカラスがベランダでカ~カ~、私が真似してカ~カ~、カラスがキョロキョロの間、全身黒のコーディネートを拝見…録画した番組を見ながら…自分の為にコーヒー淹れてほっと一息…チクチクチクチク…寂しさを忘れて本当に心地よい時間だけが流れた。
(好きなことがあるって、なるほど~こんな気持ちになるんだぁ~)
質の良いリネン生地はしっとり冷たさもあって気持ち良さが指先から脳に伝わった。
まだ何処にも行っていなくても会場で同化しているかも~の私をしっかり想像しながら、ニヤニヤ。
いや~これが心の旅ってやつ。
私の場合、+空想、妄想もあり、イスに座ったままとにかく頭の中だけの一人旅も楽しむ。
良い旅は実践あるのみ!
その為の準備は自分との戦いもあり、妥協したくない(妥協も良いこともある)。
その度に力不足を感じつつ当日の失敗も想定し、経過を楽しみチャレンジする自分を応援。
やるかやらないか!ただ、それだけの話。
幸せ気分は自分で作らなくては。
おこがましいことだが、皆川さんに「この服作りましたぁ~」「今の季節に合う生地ですね…」だった。
旅の目標「同化する!」も達成(自己満足)。
やらなくてはいけないことが沢山ある中、優先順位ダントツ一位の一週間。
会場内はメッセージも。
私の畑に言葉の種も蒔くことが出来た。
上手く実になり収穫出来ますように。
この達成感が「糧」になっていくのだな。
後、二回は旅するだろう。
次は7月23日(土)、24日(日)三内円山遺跡で開催された「べじまつり」。
世界遺産登録一周年記念でWS「おやさいクレヨンであそぼ」の 出店は光栄なこと。
下見には行けなかった分、数冊の本を読んだり観たりしながら、縄文時代にタイムスリップ。
この時代の衣食住を想像。
子育て中の言葉は?子どもが転んだ時のおまじないは?ラブレターはあった?お花は何が咲いていた?料理の味は?…
「奥さん、魚一匹と栗は何個と交換出来る?」とか…また、一人でニヤニヤ。
この時代は地球が喜ぶエコな素材ばかりだ。
私も土遊びやかごを作るのは好きだから、この時代にあっていたかも。
ピアスも金属じゃないから私も耳に穴を開けたかも。
やはりデザインは自然の中から学んだのかな~
…想像して先ず楽しんだ。
mizuiroさん、おやさいクレヨンとスケッチブックのご提供ありがとうございます。
さて、おやさいクレヨンで遊ぶ方法。
その時々の雰囲気に合わせて…今回は1才~12才のお子さんが約80人(2日間)、パパ、ママもご体験。
・クレヨンを立てる。
小さい子どもも出来た。
・3個(年齢に合わせて5個)のコップにクレヨンを隠して場所移動…どこにある?ゲーム。
.・クレヨンの野菜の名前を一本一本読んで、野菜の話をする。匂いをかいでみたり…「どうやって食べてるの?」とか。
・出店している農園さんに同じ野菜があるか、見学を促す。
・押し葉にしておいた紫陽花の葉っぱ等で擦り絵→そのまま持ち帰ったり、うさこちゃんのワンピースに変身。ワンピースは約50枚に。
擦り絵時のコリコリする音と模様が出てくる瞬間に驚きながら…
・縄文バージョン…大型板状土偶(コピー用紙を三枚に重ねるノリはお粥をハンドミキサーでぐりぐりしたものを)、身体の中心のおへそ○から覗いて景色を見るってことに。
優しい色を重ね塗り、米油のお蔭で滑り良さを楽しんで作業が終わらないお子さんも。
「家ではすぐに飽きちゃうんですけどね」とママ。
「たまたま、そんな気分なんですよ」と私。
毎回、クレヨン遊びをした後は、おもちゃ等に変身すれば満足度が高まると感じる。
三内円山遺跡ピクニック広場ではキャラクターショータイムがあり、混雑しそうになったが、弘大3年生のまゆちゃんの積極的なフォローで作業がスムーズで楽しさアップ。
今回から運転手がいないので、出店はもう出来ないと考えていたが、ご多忙中、おだじま農園さんが送迎を。遠慮しなくて良かった!
天気予報は雨…ぱらつきが少々あったものの曇り。
主催者SEEDSNETWORKの大西晶子さんは晴れ女、出店日はいつも雨は降らない。イベントの大事なことのひとつ。
今回も周りの多様な人々のお蔭で充実した旅が出来た。感謝!感謝!
いちばんやりたいこと(=エネルギーチャージの材料)は身近に沢山あることを再発見。
8月もお休みを頂きます。
ご協力よろしくお願い致します。
…何より一番に世界中が子ども達が毎日笑顔で過ごせますようにと願っている。